結果にコミットする加藤公一レオ氏「100%確実に売上がアップする最強の仕組み」を読んでみた

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本日もまたまた読後レビューをひとつ。
ネット広告&ネット通販の世界では知らない人がいないと思われるほどのマーケティング芸人・加藤公一レオ氏の8年ぶりの新刊「100%確実に売上がアップする最強の仕組み」を読んでみました。

本題の前に思い出話を。本人が覚えているかどうかわかりませんが、レオ氏と初めて言葉を交わしたのは2008年。福岡で開催された日本通信販売協会(JADMA)主催の通信販売基礎講座の会場。彼はまだADK九州に在籍していて会場に遊びにきていた(失礼w)と記憶しています。私は某通販会社を辞め、WEB制作会社でECコンサルの真似事をやりだしたころ。その日は「eコマースを成功に導く正しいSEOの考え方とは」なんてことを恐れ多くも喋っていたのです(怖)。そのころからたまにお会いして軽くお話したり、彼の講演を拝聴したりするぐらいの関係ではありますが、レスポンスの魔術師としての彼の実績と素晴らしさは十分存じ上げているつもりです。

さて、本書について。講演タイトルさながらの挑戦的なタイトル。なにせ「3年連続日本一の”レスポンスの魔術師”が2時間50万円のコンサル内容を初公開!」との触れ込みだもの。何のレースで日本一になったのかわからないし、素人が触ると間違いなく火傷しそうなタイトルです(笑)。
レオ氏の講演を聴いたことがある方が本書を読むと、感じると思うのですが、目の前でレオ氏が喋っているような感覚になります。学術書でも参考書でもなく、なんというかレスポンス広告の極意に関する事細かなインタビューに身振り手振りで答えているような光景が浮かんでくるのです。

冒頭からトップギア気味のテンションの中、なぜ今この本を書いたか、みんなが知りたい本当のことは何なのかを読者に問いつつ、その答えを惜しげもなく披露しています。そう。事業者で通販に従事する者やその上司、経営者はテクノロジーやトレンドを知りたいのではなく、どうすれば1円でも多く売上が上がるのか?なのです。
そのニーズに対して本書は、レオ氏が競合激しい九州単品通販業界の中で生き抜いてきたことすべて(ではないかもしれないが)をその答えとして正々堂々と述べている本といって良いでしょう。

本書は公開カンニングシートとしての役割を持つが、その「惜しげもなく」披露されていることは、逆にレオ氏に本当の商売をもたらすものだと思います。私は情報をオープンにする人にこそ真の情報が集まってくると信じているので、ノウハウをオープンにすることでレオ氏のもとには通販企業の真の課題や悩みが入ってくるのでしょう。

しかし、本書はほんとに良くできたカンニングシートだと。業界や商材によって多少チューニングはあるでしょうけど、ネット通販の場合、本質的なことは何ら変わらないので、これだけ細かい戦術が公開されていると、自分たちの環境に合わせていろんな実験ができますね。私もいくつかすぐに試してみたいことがありました。細かいことは本書を読んで感じていただきたいが、クリエイティブ最適化理論とメルマガではなくフォローメールの考えはみんな実践するべきですね。

最後の章(第8章)では「大成功する広告代理店とのつき合い方22か条」という、これまた既存代理店に喧嘩を売っているような内容が書かれているが、自分自身のことも懐かしみながら読ませていただいた。ここで書かれていることはすべてのパートナーとの取り組み方に他ならないと思います。

レオ節、十分堪能しました。「なるほど・ザ・レオワールド」といったところでしょうか。こういうのを読むとまたネット通販の世界が楽しくなります!

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