プラス思考のための三原則

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(photo:tinto)

人間何事も順調でうまく運べば世話はないが、そうは問屋が卸さない。
勘違いやうっかりミスなどで失敗もすることも当然ありますよね。
大事なのはそんなときにもネガティブにならずプラス思考で乗り切ること。
世の中にはいくつもの「プラス思考」メソッドみたいなものが氾濫してます。もちろんその手の自己啓発本なんかもおそらく何冊もあるでしょう。
私はそういうのは読んだことがないのですし、そういうコンサルタントでもありません。自分自身が考えていることで「あ、これはプラス思考を持ち続けるための考え方なのかな」ということがあるので、メモ代わりに記しておきます。

私のそれは「非核三原則」になぞらえた考え方です。
つまり、
「持たない、作らない、持ちこませない(持ちこまない)」です。

  1. 先入観持たない
  2. 自分自身の限界(壁)作らない
  3. 自分自身ではどうにもならない事象持ち込まない

先入観を持たないということは、常にフラットに物事を見るようにするということです。会社などでは「あの人は…」とか「あの部長は…」とか、話したことがない人の情報も耳にすることがありますが、基本的にはそういう噂に流されず自分の五感で確かめることですね。

壁を作らないのは自分自身の可能性をもっともっと信じていいということです。私にはそんなことできない、とか、俺は走るのが苦手なのでマラソンなんてとても無理…なんてのも、まずやってみることですね。やってみて壁が見えたらそのときに考えればいい。それぐらいでいいんじゃないでしょうか。

最後の自分自身でどうにもならないこと、というのは、数年前に勤めていた会社で受けたフロー理論の研修で習ったことです。人は身の回りで起きたことが原因でくよくよし、パフォーマンスを落としてしまいがち。中でもまったく自分のせいじゃないことが原因でパフォーマンスを落とすことが多いそうです。例えば「大事な商談に行く道中、乗っていた電車が信号故障で止まってしまった。このままじゃ遅れてしまう。先方の部長は時間に厳しい。やばい、大変だ大変だ!」たとえ十分間に合う電車に乗っていたとしても、遅れる可能性があると感じた時点で脳はおかしな成分を分泌しているはずです(笑)ここで大事なのが、これは俺のせいじゃない。とにかく連絡できるタイミングで先方に遅れる可能性があることを伝えるということを考えること。その切り替えだけで残念な「くよくよ」は姿を見せずに済むはずです。ベテランになればそういうのはわかっているのですが、キャリアが浅いと案外動揺してしまうものです。
良い例えだったかどうかわかりませんが、電車の遅延、道路の渋滞、朝から熱がある、突然、大雨が降ってきた、など、自分自身でコントロールできないことは多々あります。それらを心の中に「イヤなこと」として持ち込まないことです。言い換えれば「開き直り」でしょうか。

私はこれらの三原則を考えながら行動するようにしています。
まだまだ完璧ではありませんが、おかげで最近ようやく図太くなってきた気がします。