2016年を振り返る(みなさん、本年はありがとうございました)

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[Photo by Mpho Mojapelo]

2016年も残すところあと2日。積み残しをいろいろ残しつつも業務を終え、なんとか今年が納まりました。

この一年は本当にいろんなことがあったので簡単に振り返っておきたいと思います。

何と言っても今年は大きな決断をしました。福岡メインの生活を辞め、数ヶ月の間、フリーになるか、もう一度サラリーマンになるかの選択に悩む日々がありました。多くの方と話し、相談に乗ってもらい、結果的にはもう一度サラリーマンの道を選んだわけですが、その数ヶ月間にやりたいことがちゃんと見えたことは良い回り道だったかもしれません。
その間、私の悩みを聴いてくれた友人たち、私の話が聴きたい、私の文章が読みたいと声をかけてくれた友人、知人がいたことにはもう感謝しかありません。
ご依頼いただいた案件のおかげで自分自身がもう一度、通販/ECについてちゃんと考える機会もできました。
そのおかげで自分はもう一度EC人への道を選んだと言っても過言ではありません。

11/15からリ・スタートしたばかりの新たな旅路は、自分自身初の実店舗を展開する小売業のEC事業です。単品通販から一気にすごい数のSKUを扱う世界に来ましたが、本質部分は変わらないと思っていますし、大切にすべきことも変わりません。思いのほか周囲からの期待値が高く、少々困惑気味ではありますが(笑)、この年になって怯んでいる場合でもないですし、自分が持っているすべてを捧げ、事業と人の成長の役に立ちたいと考えています。
ただ、大変多くの課題と直面していて、今時点ではとっ散らかっているのが現実です。年明け早々には整理して、進められるところからひとつずつ潰していきます。ただ、一人でやれるわけではなく、これまで以上に周りのみなさまに助けていただきながら進んでいかねばなりませんのでひとつよろしくお願いします。

さて、プライベートでは夏場に自由な時間を得られたため、これまで以上にジュニアの野球をサポートすることができました。
8月は朝早くから近所の等々力公園でジュニアとランニング、キャッチボール、ノックをし、汗を流しました。
週に何度かバッティングセンターに連れて行き、夜は素振りのチェックもしました。
おかげで少しは上手になりましたね。
しかしながら、チームとしては何一つタイトルが取れず、残念な一年でした。そんな中でも、元ヤクルトスワローズの宮本慎也選手主催の「宮本慎也杯」では決勝まで進み、宮本選手の野球教室を体験できるなど、楽しい少年野球生活だったと思います。

そうそう、12月には初フルマラソンに参戦しました。那覇マラソンです。
残念ながら中間地点で足切りにあい、無念のリタイア。
かなりの悔しさだったため、必ずやリベンジします。

さあ、2017年はどんな一年になりますかね。
むずかしいことはわかりませんが、否が応でも時計は進みます。
立ち止まってのんびりする時間はありませんね。
仕事、ランニング、ゴルフ、すべて全力投球で行きたいところです。

お世話になった皆さま、今年出会った新しい友人たちに感謝しつつ、年末モードに入らせていただきます。
今年一年お世話になりました。
2017年もよろしくお願い申し上げます。

大西 理

EC事業への登用とか採用とか

NP通信での連載第3回がアップされました。

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本テーマ「EC時代を勝ち抜く人財育成と組織マネジメント」の最終話は「ECを成功に導く巻き込み型チームビルディングと人財育成のポイント」と題して、他部署からECへの登用者とのコミュニケーションや採用時のポイントなどを考えてみました。

本編最後にも述べていますが、ECと言っても運営するのは人です。
何かと便利なツールがあり、効率よく多くのことができるようになってもジャッジするのは人なのです。
そこをきちんと理解して組織を作って、事業と人の成長を考えていきたいものです。

このテーマは永遠に続く課題だと思いますし、多くの方と意見交換したい。
しばらくウォッチしていきます。

Amazon、折込チラシで秋セール訴求、はたしてその効果は?

Amazonの折込チラシ

Amazonの折込チラシ

10月08日、日経を広げたら写真の「Amazon折込チラシ(上部が表面、下部が裏面)」が丁合されていました。
「スポーツの秋 クーポン割引キャンペーン10/8〜10/10」
私は日経しか取ってないので、この日、他の一般紙に丁合されていたか、また、どのエリアに配布されていたかはわかりません。
昨年、プライムナウのサービス開始告知に折込を実施していたと記憶してますが、Amazon本丸の折込広告については初めて見ました。
※twitter検索すると10/07に福岡在住の方が折込を見たと発信しているのを確認。

今回の訴求ポイントは、以下の3点
・特選タイムセール(3日間24時間限定)
・数量限定タイムセール(人気商品が数量/時間限定のお買い得価格)
・クーポン割引キャンペーン(クーポンコードで15%OFF、プライム会員はさらに5%OFF)

そして、Amazonなので当然、サイトへの行き方を紹介。
1. 検索ワード:「アマゾンスポ秋」
2. QRコード
3. アドレス直入力
以下のページに誘っています。

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いわゆる通販系折込チラシとは異なり、注文受付専用フリーダイヤルの記載もなければ、切り取って使う注文ハガキ部分もありません。
ECなので当然と言えば当然ですが、徹底してるなと思ったのは、そのクリエイティブ。
Amazon内のページをそのまま意識していると思しき表現。チラシなのに「カートに入れる」ボタンがそのまま使われているところ。

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思わず笑っちゃいましたが、Web(EC)であることをちゃんと表現するためにあえて使っているのだろうと感心しました。

それではいったいこのチラシの効果はあったのでしょうか?
ちなみに私は土曜日にこのチラシがきっかけになってランニングシューズを購入したのでそういう意味では1件レスポンスがあったことは間違いないです(笑)
冗談はさておき、いわゆる通販折込と異なり、チラシのクリエイティブは大人し目。
「50代の方へ」とか「〜が気になる方へ」といった呼びかけはなく、不満、疑問へのアプローチや注意喚起といったこともない。
どちらかといえばスーパーのチラシに似た「セール」の案内です。

それだけに、今後を考えてどういうテストをしたかったのか、興味がわきます。
また、日経だけだったのか、エリアは上述した通り、福岡でもチラシが丁合されていた?との情報もあり、どんなセグメントだったのか。

今回の仕様はA2サイズ二つ折り、これまでの通販会社の常識で考えるとするなら、折込チラシのテストは5万部からせいぜい10万部くらいの範囲。
仮に80,000部配布されたとしましょう。その場合、投資コストは印刷/制作費込で部単価7円くらいと考えると、56万円の投下コスト。

そして反応率。
いま折込のレスポンスはどのくらいでしょうか。
よく見る化粧品や健康食品の折込チラシに比べ、Amazonの場合は電話もハガキもなく、お客さん自ら能動的にWebを覗きにいかねばならないので、スマホがあるといえ、少し低めと考えていいと思います。

0.03%か、0.01%かまったくわかりませんね。
仮に数字を設定したところであまり意味はないのですが、0.01%として、注文に至るのは8人。
売上がKPIならこの施策は破綻してます。では、狙いがガチで新規獲得だとすると? CPAは70,000円となり、これも破綻。
LTVを考えても8人が運良く継続的にAmazonを使い、年間6回稼働したとして@5,000として24万円です。
というわけで、今回の企画、折込からWeb誘導で50代以上が反応するのか、など別のKPIがあったのでしょう。

ただ、ひとつ疑問だったのは、効果測定がちゃんとできているのかどうか。
今回のキャンペーンはクーポンコードが設定されています。
お客さんが注文時にコードを適用させると、キャンペーンの効果は測定できます。
が、今回のコードはオープンにされており、チラシを見なかった人もこのコードを見られますし、使えます。
つまり、この方法だとチラシだけの効果を特定するのはむずかしいということです。

通販会社であればエリアと媒体を識別できるコードを必ず運用するはずなので、どのエリアのどの新聞からとかどの広告からを計測するようにしていますが、Amazonがそれを実施していないのはなぜか、疑問は残ります。もしかすると私にはまったくわからないような効果測定テストの方法があるのかもしれません。

いずれにせよ、Amazonの折込テストはこれからも続くのでしょうね。興味をもってウォッチしてきたいところです。今回の結果も知りたい!

ちなみに私は土曜日の昼前にこのチラシきっかけでランニングシューズを探しましたが、最初に欲しいと思ったものはキャンペーン適用外。あらためてキャンペーン適用の中からもう一度探して欲しいものを注文。
夕方には到着。翌日曜にはジョギング。スポーツの秋もAmazonで満足というコピーを私が発信する。
チラシを見て、すぐに行動に移せば、運動会に履いていくシューズだって届いてしまう。
そんな顧客体験を提供できることを広めていくことこそが狙いなのではないかと今は思ってます。