おふくろと過ごしたお盆休みに学んだこと、あらためて感じたこと

おばあちゃん

俗に言うお盆休みなるものが終わりました。
今年の夏は家族の予定が噛み合わず実家に帰省せず。
代わりにおふくろを実家から呼び寄せたのですが、特別なことは何もなく、ジュニア(孫)の試合や練習を見に行ったり、家族で外食したり、映画(シン・ゴジラ)を観に行ったり、近所を孫と二人で散歩したり、買い物したりと、日常からたいして離れることなく過ごしました。
おふくろが来たことでひとつ新鮮なことがあったのは、7年ぶりに従兄弟と再会できたこと。
一回り下の同じ午年生まれの38歳の従兄弟には13歳年下の奥さんと1月に生まれたばかりの男の子がいて、それはそれは幸せそうでした。
従兄弟とはLINEもFBもつながっていないのですが、彼は私をTwitterで検索し、私の近況を把握していたようです。時代ですね。

そんなお盆でしたが、あらためて親と過ごす時間とか親孝行について考えてしまいました。
高松という地方都市で一人暮らしをしているおふくろにとって、年に数度(お盆、正月、GWかどこか)、私たちと過ごす時間は何ものにも変えがたいものなのだということを特に意識するようになってきました、お互いにですが。
彼女は現在75歳。先日、目の手術をしましたがその際、立会い帰省していた私に「80まではなんとか一人でがんばるけど、その後は頼んだわね」と弱々しく言っていたのが頭から離れません。

京都の大学を出て、大阪で高校の教諭になり、ひょんなことから四国・高松に渡り、私を産み、父と別れ、ひとりで私を育て、中小企業の事務員から役員になり、今なお顧問として老害になりつつあることと葛藤しながらも後進を育てようとしているおふくろ。相変わらず政治や経済のことを話し出すと流暢に話すのですが、さすがに老いはやってきたなと思っています。一般生活では耳が遠くなってきて、カタカナに弱く(昔から)、勘所が悪くなったのか一歩ずつ遅れをとっている。Youtubeは知っているが「ユーチョーなんとか」みたいな表現です(郵貯かよ!)ハーレーを「ハーレム」と言い、ヤマダ電機を「山田屋」と呼び、丸亀製麺を「丸亀うどん」と言います。結構かわいいなと思ったりはしますがw

そんな彼女は結構チャレンジングです。7月に高校の同級生数名と富士山登山に挑み、無事成功しました。驚きです。富士山を登る体力をつけるために2年前から月一お遍路をスタートさせました。1,200kmを4年半かけて完歩する月一お遍路。こうしたチャレンジから足回りの筋肉が付いて足の格好がよくなってきたと本人は満足そう。
富士山登山が終わって、とたんにモチベーションが低下。お遍路も辞めようかと言ってたのですが、一時的ななんとかロスと同じなので、ここで諦めずお遍路だけは最後までやり切ろうよと説得しました。

この年まで事務方の仕事をしているため、パソコンはある程度使えます。エクセルやワードも使え、ネットで航空チケットを取り、旅行の予約をし、gmailを使い、写真を送ってくることもできます。

一昨日、おふくろはスマホやタブレットを触る私たちを見ながら「文明に汚染された人間だね。」と形容しました。
そして、こんな言葉が出てきました。
「スマホは興味があるけど、私はまだ要らない。」
「パソコンもネットも必要な時にちゃんと使えればいい。ほどほどでいい。」
「機械で本を読むぐらいならちゃんと印刷された活字を読みなさい。」
「メールもいいけどたまには写真や手紙ちょうだいね」
「美味しいものを食べたい気持ちは失わないでおこうね」

スマホ見ながらご飯食べて、味もわからずごちそうさまと乾いた言葉を出すだけなんて、人間じゃない。
マックやスタバにいる人たちを見てそう思った、と。
文明に汚染された人間になっちゃいかんよ、と言いたいのです。。

さて、そんな彼女と過ごすことができる残り時間について考えてみました。
少し前、ネットでも話題になっていたとおもいますが、計算式から出せます。
(親の残された寿命)×(1年間に会う日数)×(1日で一緒にいる時間)=親と会える残り時間

85歳まで生きるとして残り10年、1年に帰省などで会える日数が10日間、そのうち、睡眠時間を除いた時間の半分をいっしょに過ごすと考えて1日8時間。
10年×10日間×8時間=800時間(約33.3日)
つまり、1ヶ月強しか時間はないということです。
会社の同僚や友人たちと過ごす時間を考えるとの時間の短さには驚きます。

私にとってたった一人の母親。
その彼女と過ごせるのはあと1ヶ月。
そう考えると「親孝行、やりたい時分に親は無し」とか言ってる場合じゃないですね。

私のように親と離れて暮らす場合、できることは定期的な電話、手紙、メール、そして、カラダが動く間は年に1度くらい旅行にも連れていってあげたい。
なかなか構えてしまうとできないものですが、何か習慣化できるといいなと思っています。

私がおふくろを喜ばせるのにいいと思ったサービスは2つ。
親孝行、お届け便」、友人が立ち上げたサービスですが、スマホで撮った写真にメッセージを付けてカードとして贈ることができるものです。
私も使ってみて、おふくろから「楽しい写真をありがとう」と喜ばれてます。

そしてもう1つ。バラエティ番組などでも紹介されて若い子たちは特にほとんど知っていると思いますが、写真アプリ「SNOW」。この顔交換機能で親子の顔を入れ替える。
これ相当笑えます。うちのおふくろも私や孫と顔を入れ替えたのを見て、泣きながら笑ってました。
撮ったのをメールやLINEで送ってあげると実家でもゲラゲラ思い出し笑いが起こります。
このように簡単に使えて、家族がほっこりするようなサービスがもっともっと増えるといいなと思いますね。

最後に。
おふくろから今朝メールが届きました。
「本当にありがとう。あなたたちと過ごすのに特別なイベントなんか要らないわね。いっしょに時間を過ごすことができて本当楽しかった。たくさん笑わせてもらって元気が出ましたよ。 〜中略〜 私からは(あなたの今後について)何も聞きませんでしたが、苦労することを恐れる必要はなく、あなたが果敢に挑戦し、懸命に何事も為していくことができるよう祈っています」

親孝行しないといけないのにまだまだ心配かけてます。これが私の現実。
早く安心させないとなあ。身が引き締まります。

元気と勇気をもって、人を笑顔にするためにできること、探しますぞ。

新たな旅立ちに向かって

departure

7月31日付で退職しました。
今日8月1日は無職初日。本当は昨日、公表したかったのですが、土日はジュニアの野球のサポートが忙しく、かなりの疲労に何もお伝えすることができなかったのです。
本日、FBで公表したのですが、予想以上に反響があり自分でもちょっと驚いています。
まあ、いろんな事情があり、決断に至ったのですが、多方面にご迷惑をおかけしてしまったことも否めず、周囲を驚かせてしまった8月1日の宣言でした。

サラリーマンキャリアの中で実に15年くらいはEC関連のことをやってきました。通販会社→制作会社→メーカー→通販会社で足掛けの年数です。
次にあいつは何やるんだ的なコメントが多かったのですが、ECバカというわけではないにせよ、ECには関わっていきたいし、自分で商売もやってみたい。
同時に、新たなチャレンジもしてみたい。
まあ贅沢な思いが頭の中をぐるんぐるんしています。

おかげさまでECに関することではさっそくお問い合わせやオファーもいただいており、自分さえGOを出せば仕事は発生する状況になりそうです。
とってもありがたいことです。感謝しかありません。

まだ何も決まっていないため、詳しいことは言えませんが、自分を信じて頼ってくれる人には精一杯のことをやりたい。自分を育ててくれた通販やECという分野で恩返しがしたい。その気持ちだけは偽りなくメラメラとしているのです。
ただし、何事も自分ひとりでできるわけではなく、周囲のご協力やご支援があって生まれるものです。決して勘違いすることなくこれまで以上に謙虚に生きていきたいと思っています。

最後の最後はどこかでズバ抜けて旨いタコ焼きを焼きたいですねー。

レスター・シティFC、史上最大のジャイアントキリングでプレミアリーグ初優勝

今朝早く飛び込んできたニュース、イングランドはおろか世界中のサッカーファンを勇気付けたものだった。イングランドプレミアリーグでレスター・シティFCが創設133年目で初優勝を飾ったのだ。
史上最大のジャイアントキリングと言われ、英ブックメーカーでは5,000倍という超大穴扱い。リバプールファンの私にとっても敵はマンUかマンC、チェルシー、アーセナル。老舗とは言え、昨季残留争いをしていたレスターをシーズン前に予想していた評論家は皆無だったに違いない。
ただ、今季のレスターは開幕からスタートダッシュに成功、優勝争い常連チームとは厳しい戦いをしながらも、下位チームから取りこぼしをしないという効率の良い戦い方でシーズンを終えたと言える。ただ、ジャーナリストの中には5節、6節あたりまで見たときに「今年のレスターはおもしろいぞ」と思っていた方も少なくはない。流石に優勝までは予想できなかっただろうけど。。。

さて、そのレスター、個人的にラニエリ監督はあまり好きではないが、今シーズンの選手集めと采配はミラクルと言える。一芸に秀でた選手をかき集め、出来ないことを捨て、出来ることを徹底的にやり続けるということに注力していたのだ。

ドリブルはとにかく上手いが、すぐ転ける選手、スピードはないがパスだけは上手い選手、ポストプレーはまったくやらないけどシュートの技術だけはずば抜けている選手、相手選手のボールを奪うことだけは誰にも負けない選手など。岡崎もその一人。器用じゃないが、誰よりもゴールに向かって走り、誰よりも汗をかく。
選手の弱点は本人ではなく他の選手の能力でカバーするという方針を貫き、選手は1年を通じてそれに応え続けた。

その中心選手の一人に日本人の岡崎選手(香川ではなく、もう一人の「シンジ」)がいたことも実に誇らしい。
あらためておめでとうと言いたい。

さて、こういうミラクルな優勝劇を起こしたチームにありがちなことだが、先述したレスターのチームビルディングを組織論とかマネジメント論として書く人が現れそうな気がするので、現時点で思ったことだけを先に書いておく。なでしこの佐々木監督しかり、ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ氏しかり。
レスターはイングランドのチームだし、日本人は岡崎選手しかいないので、日本人にとっての理論となると遠い気がするがまあそれはさておき。

会社組織でレスターを再現するとこんな感じになるのかな。
・報告書をまとめるのはド下手だが、数字分析力だけはピカイチなヤツ
・プレゼンは下手だが、コピーを書くのはめっぽう上手いヤツ
・上司からはいまいち信頼されてないが、若手のモチベーションを上げるのだけは上手なヤツ
・自分のスケジュール管理は杜撰だが、他人のスケジュールだけはマメに管理できるヤツ
・アイデアは豊富だが企画書に落とせないヤツ
とかとか。
レスター(ラニエリ)流に、個人の弱点を他のスタッフの能力でカバーする。
字面だけ読むと、会社組織でも通用すると思う。つまりは「役割分担」。こうした能力をまとめてチームの成果に結びつけるのがマネジメントなので、うまく回せることができればレスター流もアリなんでしょうね。

自分のチームを思い起こせば、確かにぼんやりではあるが、彼はこんなのが得意、彼女はこういうことが好きだといったことでやらせている面もある。すべてにおいてスペックが高い人なんてそうそういるもんじゃないし、レベル差はあれど、そういったチームビルディングになっているのかもしれないなあ。しかし、ついつい弱点を強化させようと指導してしまうのも事実。管理する方の器が重要なのかもしれないね。

ともかく、レスターファンは当分おいしいお酒が飲めることでしょう。
岡崎選手は良い経験をしたね。歴史に名を刻んだことになる。本当におめでとう。