Satoru ONISHI について

総合通販マーケ/EC→制作会社ディレクター/ECコンサル→文房具マーケ/EC→化粧品健康食品通販EC→専門業態店小売業のEC/CRM部門と流れてきてます。好物はもっぱらEC/通販界隈です。ECに関わるすべての人を幸せにしたい。座右の銘は「笑うてるヤツが一番強い」活動理念は近江商人の「三方よし」目下の目標は「心地良いショッピング体験」

女は未来、男は過去に価値を求めるもの

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私たちの消費はこうした時間軸に基づく気持ちから成り立つものって非常に多いと思います。
それは男女で異なるという話。
さっそく考えてみよう。

女性は未来志向

まだ知らない自分自身、変身願望や新たな可能性にお金を払う(投資する)のが女性。
常に自分自身を磨き、美しくなりたい、かわいく見られたいという上昇志向があるため、どの年代、どの時点からでもリ・スタートを切ることができるという特性があります。
未来を見ているため、スイッチの切り替えができる(もちろんそうではない方も大勢いらっしゃると思います)
化粧品、エステサロン、旅行、洋服を買う…など。
手にすることで明日の自分が「キレイ」になったり「満足」できることにはお金を惜しまないってことです。
ある意味、女性は新しい恋をすると恋愛ファイルを上書きするというのと似ている気がします。
また、女性のほうが貯蓄額が多いのではないでしょうか。未来に投資しながらも未来の生活を考慮してお金も貯める。実に堅実。

一方、男性は過去志向

男性のキーワードは「青春時代」「あの懐かしさ、もう一度」
・あのとき(若い頃)お金がなくて買えなかったものを買いたい。
・(仕事のために)あのとき途中で放ったらかしてしまったことをもう一度やりたい。
・あの頃が懐かしくて思い出したい。

食玩やフィギュアみたいなものを大人買いしたり、ミニカーをコレクションしたり。
懐かしいテレビドラマのDVD BOXを買ったり。
また、ここ数年、ミドルエイジのミュージシャンが非常に増加傾向にあります。
これらは時間とお金に余裕の出た団塊世代以上が「昔取った杵柄」でギターやキーボードを懐かしみ、チャンスあればもう一度バンドを組んで友人の前で披露したい!という願望です。
ゆっくり音楽と向き合える時間ができたシニアがギター教室に通ったりしているのも男性の特性ゆえの現象ではないでしょうか。
「昭和40年男」という雑誌やデ・アゴスティーニのコレクションなどもノスタルジックマーケティングの賜物だと思いますね。
つまり、男性は「過去の思い出」にお金を使うってことです。
私見ですが、同窓会に顔を出すのも男性が多い気がします。女性は「もう今さら」と欠席する人が多いような。。。

かくいう私の場合ですが、よく聴く音楽は自分が学生時代(70年代、80年代)のポップス、ロックが多く、ダウンロードするのもそういう時代のミュージシャンのものが多いですね。1ヶ月に1度くらいはYOutubeで懐かしいビデオクリップを拝聴して喜んでるという、過去志向丸出し男です。

悪質なネットショッピングから身を守るには?

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このグラフは国民生活センター発表値(消費生活センターデータベース)をもとに作成したインターネット通販に関して寄せられた相談件数。2014年は過去5年の傾向から私が出した予測値。

1月11日の日経社会面に「偽ブランド品、ネットで横行」という記事が載っていた。今朝のフジテレビ「とくダネ」では冒頭でのネット販売の福袋がひどいという話題を目にした。届いたら冬物が入っておらず夏物だけだったとか何かの臭いが染み付いていて着られないといった苦情が寄せられ、販売元が返金を発表したというものだ。思えば昨年も楽天スーパーセールで元々の価格が法外なものに設定されていたシュークリームの問題や、数年前にはグルーポン系か何かでショボすぎるおせちの問題があった。毎年、こういうネットショッピングに関するトラブルのニュースを目にするたびに通販出身者としては何となく心が痛む。

人は買ったことを後悔したくないもの。
それなのに、あろうことか届いたら偽物だった。いや、届いたならまだいい、お金払ったのに届かないなど、後悔以前の問題が今のネットショッピング社会には多い。
ネット社会の広がりから高齢者の利用が急拡大しているため、被害に遭う方が増えているのかと思っていたころもあったが、最近では若年層も被害に遭うなど、実は提供する事業者側の騙しテクニックが高度になっているとも言える。

これはもう自己防衛というか、消費者自らが賢い消費者にならないと問題は減らない。特に年配の方はネットショッピングのリテラシーを高めていってほしいと思う。
ちなみに私の母親は73歳。頻繁にネットで買い物をする。数年前に一度、トラブルになりそうになったが事前に相談があったので私の方で対応し、未然に防いだ。それ以降は快適にネットを利用している。

では、何をどうすればいいのか。
目の前にある事実(ページに書かれた内容)を100%信用しないということかもしれない。よくネット上の内容は玉石混淆と言われるが、ふだん利用している信用できるショップやサイト以外で何かを買うときは特に注意しておこうということだ。

  • 「激安」などのキャッチーなフレーズに容易に飛びつかない。何で安いのか?元々の値段は正当なものなのか、安さの根拠を確認する。
  • ネット専業者か、お店を持つ事業者かを確認し、特定商取引法に関する表示がなされているかどうかを確認する。不安なら電話をかけて会社の存在を確認する。
  • 決済方法が前払いのみのお店は心配しよう。注文生産品じゃない限り、前払いしか対応していないというのは疑ってかかってもよい。
  • 振込の場合、口座の確認をしよう。口座名が運営会社と異なった名義になっていないか、口座名そのものが怪しくないか。
  • サイトやメールの文面がおかしい(日本語がおかしいという意味)、この点は国民生活センターによると、最近は巧妙になっていて、日本語使いも上手になっているとか。

文字に起こすと大変そうに見えるが、基本的なことばかり。先にも書いたが、私たち自身が賢い消費者にならないとトラブルは減らない気がします。

チャレンジングな一年にするため仕事上で忘れずにいたい15のこと

 

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サラリーマン人生も四半世紀を超えてきたが、今なお初歩的なことに気付いたり、後悔先に立たずということが多いもの。昨年、変化した環境の中であらためて感じたことや受けた教えをメモしていたのだが、中でもチャレンジングな年にするために忘れずにいたい15のことを残しておこう。ジャンルはバラバラ。言いたい放題ご容赦。

  1. 最高の魚と最高のシャリ、最高の包丁があるからといって、最高の寿司が握れるわけではない。最高の環境を持った工場と最高の機械設備があるからといって、売れる商品ができるわけでもない。そこには作り手の経験やノウハウが必要。
  2. 効率と予算ありきの商品作りに未来の消費は目を向けない。
  3. 「値打ち」があるかどうかは企業が決めるものではなく、買う側が決めること。
  4. 自分の課題を他人にとっても課題だと決めつけるのは危険。自分の課題を解決するにはまず相手の課題を先に潰してあげる。
  5. コミュニケーションのキモは目線合わせ。互いがどんな気持ちでどこに向かっているかという確認作業を怠らないこと。
  6. 人は当たり前だと思ってることほど軽んじてしまう。そして「抜け落ちる」。当たり前だと思われていることこそ、大事に扱いたい。
  7. 挨拶は大切。血が通った挨拶がどれだけ気持ちいいものか。人の心を動かし、気持ちよく日々を過ごすのに、挨拶ほど大切なものはない。
  8. チャンスって結構転がってるものだと思う。でもほとんどの人は気づかない。早く気づきたいもん勝ち。そこに価値がある。早く気づきたいもの。
  9. 感謝を忘れてはいけない。感謝を忘れている人は愛されることはない。プロジェクトがローンチしたとき、商談が成立したとき、仕事を辞めるとき、人生をたたむとき、感謝を伝える機会は星の数ほどあるが、ついつい忘れそうになるので、日頃から感謝は伝えるように心がけたい。
  10. ホウレンソウはポパイの勇気とパワーの源。報連相は仕事を円滑に進めるための潤滑油。
  11. 「勝ち」にまぐれはあるが、「負け」にまぐれはない。「負け」には必ず理由がある。
  12. 批判だけで終わってはいけない。必ず代替案を提示せよ。
  13. 話しているとき、相手のうなづきが多くなったらご用心。相手はきっと聞いてない。つまらないことを話していると自覚せよ。
  14. 会議では必ず意見を言うこと。言わずに決定したことを後で文句言うぐらいなら潔く辞めてしまおう。
  15. オプションを持つことをクセ付ける。選択肢がひとつしかなければ決まるものも決まらない。早く決定したければオプションを持つことだ。